2013 to 2019

6年間というなかなか長い期間をニューヨークで過ごせたことを嬉しく思います。

これは自分のためのアーカイブでもあるので、できるだけ自分のためにも書き残しておきます。

アメリカの永住権も申請していましたが、思わぬ形で日本へ完全帰国することになりました。思わぬ形といっても、子どもの出産、育児がメインなので、思わぬ形の思わぬ幸福と言えるのかもしれません。


2013年から2019年の6年間は、ここには書き尽くせないほどのたくさんの出来事がありました。

当たり前にそれだけの時間は、自分が黙っていても、周りで起きる出来事が 自身のことになることも多いのですが。



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その中でも自分自身の出来事として書けること言えばこんなところです。こんなことをニューヨークでやりましたと一応話せるかと思います。

- Audio Visual Performance

- Live A/V イベントのオーガナイズ

- トラックの作曲

- DJ

- VJ

- Web Developmentの仕事

- マンハッタンでの生活

- ブルックリン、クイーンズでの生活

- 結婚

- ミニマリズム

- 習慣の形成

- Free Cut NYC

- Street Art

- アートショーへの参加

etc


結婚はやはり、大きな出来事ではあるけど、特にオーディオビジュアルのパフォーマンスを実現できたこと、イベントを年間でオーガナイズできたことは次の目標につながる大きな出来事でした。


日本でも発表できる日が楽しみです。



ミニマリズムと習慣は、新しい風通しと目標に対する日々の形成を大いに手助けしてくれました。

この2つは今後も僕の人生の支えになると信じています。佐々木 典士さんの著書に感謝しています。


DJやVJはブルックリンでイベントを行うID:Aのクルーに入れたことが大きかったです。この2つを同時にやることが、のちのオーディオビジュアルパーフォーマンスに繋がったと思っています。クルーの皆さんには本当に感謝しています。またやりましょう。



Free Cut NYCは、普段やらないようなボランティア活動のオーガナイズをやり、勉強になりました。公園でヘアカットをボランティアで行うイベントで、青空美容室のような感じです。幸せな時間と空間は自分たちの手で作り出せるんだと実感できました。オーガナイズという点では現在行なっているイベントにも繋がっていると思います。ヘアスタイリストとして参加してくれたメンバーに感謝しています。みんなにとって幸せな時間だったら何よりです。


Web Developmentの仕事は、色々と揉まれながらスキルアップできました。ニューヨークでは僕が来た頃からSquarespceというお洒落なWordpressのようなサービースが流行り始めて、ミーハーな僕ももれなく便乗しました。初期からやっているので、人に教えれるほどのスキルは身につき、Squarespce関連の仕事も受けています。今後は正式にフリーランサーとしてやっていきますので、ウェブ制作のヘルプが必要な時はいつでもお声かけください。



住む場所もいくつか楽しむことができました。

クイーンズに4年半。

マンハッタンに半年。

ブルックリンに1年。


マンハッタンからは妻と同棲していましたが、クイーンズ時代のルームシェア生活はかけがえのない時間だったなと思います。あの時出会った多くの仲間はこれからもまたどこかで会うだろうなと。


引っ越しは全部で5回。

モノは少ない方が楽ですね。



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そして6年もいれば、当たり前に多くの人と出会います。僕も人見知りながら、多くの人に出会いました。

一方でFacceboookを見れば、一度しか会った事のない、よく知らない人も多い。。おそらく向こうも覚えていないはずです。

そんな人とも、今ではお互いにアンフォローし合う健康的な関係ではあります。

そんな中でも、僕にとってニューヨーク生活を振り返る上で外せないキーパソンの方々がいます。

欲望に溢れた街で見つけた心良い人たちです。


ここで名前を書くつもりはないですが、この人がいたから今の自分があるんだなと思えるほどです。

そしてキーパーソンを辿っていくと面白いことに気づきました。


ある重要なキーパーソンへ繋がるきっかけの大元のキーパーソン。

つまりオリジナル • キーパーソンは、まず初めに全てオンラインで知り合っていたということです。

実際には日本人コミュニティの掲示板だったり、Twitterだったり、Instagramだったり、Tinderだったりします。(Tinderは妻)

これは社交の場が得意ではない僕ならではの結果かもしれないし、現代的な人の出会い方を象徴しているのかもしれません。


ちなみにパーティーなんかの社交の場では、キーパーソンの周りの友人を紹介してもらえることはありますが、新規のオリジナル•キーパーソンと知り合えたことは、僕は殆どありません。(関西にいるAndrew Pくらいでしょう)


学校や大企業のように半強制的に大量の人が集まる場所から離れると、黙っていいて誰かと出会うことは難しく、オンラインでも大切な人には自ら会いにいかなければならないようです。



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「友人はできるだけ遠くにいた方がいい。」とある人が言っていました。

そこには未知の出会いが多く含まれているからではないでしょうか。

ニューヨークは土地柄、様々な国から人が集まるので、友人を作るのが上手い人は、いずれ世界中に友人を持つことになります。


類は友を呼ぶように、キーパーソンはキーパーソンを呼ぶ。


日本にいるニューヨークの友人、日本にいる昔からの友人。そんな仲間を繋げれるキーパーソンになることが僕がまずやるべきことなのでしょう。

パパ活の次くらいに。


僕はまた新しい街で生活して、それは昔見た風景と同じなのかもしれません。ただ、そこを歩く人は新しい景色の一部であり、街を潤していきます。入れ替わるように街を行き交って、始まりと終わりを繰り返します。

僕もその一部なのです。

立ち去る足音を立てる一方で、それは向かう足音でもあります。

Restart is the best start.

という気持ちで前へ進みたいと思います。

読んでいただいた皆さんとまたどこかで乾杯できる日を心待ちにしています。

ニューヨークのイベントは継続するので、年に2回くらいは来たいなとも思っています。日本を含め、ヨーロッパやアジアでもアーティスト活動できるように頑張っていきます。もちろんパパとしても。

3-5年後くらいにはベルリンにいそうな気もします。

まだ分かりませんが。世界には目を向けていたいですね。

ではまた地球か火星のどこかで。

essayToru I.